コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: ELIS KAUPPI

ELIS KAUPPI

Elis Kauppi(エリス・カウッピ, 1921-2004)は、フィンランドの著名な珠玉デザイナーであり、彫金師です。彼の独特のデザインと優れた職人技は、20世紀半ばのフィンランドのモダンジュエリーの発展に大きな影響を与えました。彼の作品は、シンプルでありながら独創的で、フィンランドの自然と文化を象徴しています。

エリス・カウッピは、1921年にフィンランドのラピュアで生まれました。彼は若いころから彫金術に関心を持ち、1945年にヘルシンキの中央職業学校で金属工芸を学びました。1946年には、彼自身のジュエリーブランド「Kupittaan Kulta」を設立しました。このブランドは、高品質で美しいデザインのジュエリーを生産することで、すぐに名声を博しました。

カウッピのデザインは、フィンランドの自然や文化からインスピレーションを受けています。彼は、北欧の伝統的なモチーフや幾何学的な形を独自の方法で解釈し、新しい形式のジュエリーを生み出しました。彼の作品には、シンプルでミニマリスティックなデザインが多く、金や銀といった貴金属に加えて、宝石や木材、皮革などの素材を組み合わせています。

1960年代から1970年代にかけて、エリス・カウッピは国際的な成功を収めました。彼のジュエリーは世界中の美術館やギャラリーで展示され、多くの賞を受賞しました。彼はまた、フィンランドの芸術とデザインの振興を目的としたいくつかの団体に関与し、若いデザイナーたちの育成にも力を注ぎました。