ロールドゴールド(ゴールドフィルド)って?
ロールド・ゴールド(Rolled Gold)とは、金属の表面に薄い金の層を圧着させたもので、ゴールドフィルド(Gold Filled)とも呼ばれています。
ロールド・ゴールドは、高価なゴールドの代用として、昔からさまざまなジュエリーやアクセサリーに用いられてきました
ロールド・ゴールドの製品は、ベースメタル(真鍮、銅、ステンレススチールなど)の上に、金のシートを圧着させ、高熱と圧力を用いて金とベースメタルを結合させることで作られます。その結果、本物の金の輝きや色合いを持ちながら、金属の強度や耐久性も兼ね備えています。
ロールド・ゴールドは、特に19世紀後半から20世紀初頭にかけて多くのジュエリーに使用されてきました。その理由の一つは、金の価格が高騰していたため、より手頃な価格でゴールドの見た目を楽しめる素材が求められていたことです。
刻印
ロールド・ゴールドの製品は、通常「RG」や「RGP」(Rolled Gold Plate)というスタンプが刻印されており、金の純度や層の厚さが記載されることもあります。
歴史
ロールド・ゴールドの技術は、古代エジプトや古代ギリシャでも類似の技法が使用されており、金属表面に金を貼り付ける技術は長い歴史があります。
現代の使用
ロールド・ゴールドは、現代でも人気があり、特にヴィンテージジュエリーやアンティークジュエリーの市場でその品質から高く評価されています。これは、その美しさと耐久性、そして純金よりも手にしやすいことが理由です。
ロールド・ゴールドの厚み
ロールド・ゴールドの金層の厚さは通常、ミクロン単位で測定され、非常に薄いものから比較的厚いものまであります。一般的に、金の層が厚いほど、その耐久性と耐摩耗性が高まります。